Wi-Fi機能搭載のフェンダー多機能モデリングデジタルアンプ「MUSTANG GT」シリーズの最新ファームウェアの配信が開始されました。今回公開されたファームウェアに更新することで、新しく9つのエフェクター機能が追加されます。
最新ファームウェアで9つのエフェクトが追加!
「MUSTANG GT」シリーズは、フェンダーミュージック株式会社が発売するWi-Fi機能搭載の多機能モデリングデジタルアンプです。デジタルアンプのモダンレジェンドとして、世界中で愛されている「MUSTANG アンプ」シリーズにさまざまなアップデートを反映して生まれ変わった、フェンダーが提案する次世代のギターアンプです。
歴代のフェンダーアンプサウンドをシュミレートすることができ、幅広いジャンルに対応する多彩なアンプモデリングとスタジオクォリティのエフェクト機能を搭載しています。また、音質だけでなくアンプのピッキングレスポンスもリアルに表現し、通常のピッキングではきらびやかなクリーントーン、強くピッキングすることでクランチサウンドへと変化するといった、フェンダー特有のアンプサウンドも再現することが可能です。
世界で初めてWi-Fi機能を搭載し、アーティストによって作成されたプリセットや自分で作成したプリセットの追加をしたり、OTA(OVERTHE AIR)によるファームウィアのアップデートや世界中のプレイヤーやクリエイターたちが集うコミュニティとつながることも可能です。
小型で家庭用の40Wモデル、小規模なライブ用の100Wモデル、中規模から大規模なステージでも使うことができる200Wモデルが用意されています。
最新ファームウェア(Version 1.5.20)配信!
「MUSTANG GT」は、ファームウェアを最新にアップデートすることにより、バグの修正やさまざまな追加機能の使用が可能となります。快適な環境で使用するには、必ず最新のファームウェアにアップデートすることをおすすめします。
今回配信が開始された最新ファームウェア(Version 1.5.20)では、新たに9つのエフェクト機能が追加されました。
新しい9つのエフェクト概要
1. FENDER HARMONIC TREMOLO
1960年代初頭のフェンダー「ブラウンフェイス」アンプから インスパイアされたトレモロエフェクトです。高域と低域の 周波数特性を交互に強調することで、フェイザーのようなサウンド効果が得られます。
2. EQ 5 GRAPHIC
MESA BOOGIE MARK IIC+(※) アンプからインスパイアされた 5バンドイコライザーで細かな音質設定が可能になります。
3. EQ7 GRAPHIC
BOSS GE-7(※)ぺダルからインスパイアされた7バンドイコライザーで、より細かな音質設定が可能になります。
4. EQ PARAMETRIC
ミッドコントロール付きの3バンド対応のパラメトリックイコライザーで、ソロ演奏時にミッドをブーストしたい時に 効果的で、狙い通りのフィードバックを簡単に得られます。
5. VIBE UNIT
ジミ・ヘンドリックスが好んで使用していた UNI-VIBE(※)からインスパイアされたサウンド効果が得られます。
6. OCTOBOT
オクターヴァーエフェクトに、強めの1オークターヴダウンパルス と微細な1オクターヴアップパルスを発生させることで、独特のシンセトーンを再現します。
7. ENVELOPE FILTER
1970 年代に人気を博したTEMPLE-OF-FUNKのMU TRON III(※)よりインスパイアされたオートワウエフェクトです。
8. ROUND FUZZ
1969 年のシリコントランジスタバージョンの由緒正しいFUZZ FACE(※)ディストーションからインスパイアされたエフェクトです。
9. VARIFUZZ
ROUND FUZZに近いサウンドでありながら、タイトからルーズまで、多彩なベーストーンが得られるファズエフェクトです。
「MUSTANG GT」シリーズアンプは、今後もさらにアップデートされていく予定です。
また「MUSTANG GT」シリーズは、専用アプリ「Fender TONE」を使用することでオリジナルプリセットトーンを設定することができます。日本人アーティスト監修によるプリセットの配信がされていますので、楽しんでみてはいかがですか。
日本人アーティスト監修によるプリセットトーン
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