デンマーク DALIのブックシェルフ型スピーカー「SPEKTOR2」が、2018年5月下旬に発売されます。「SPEKTOR」の他モデルと同様に、ウーハーにはウッド・ファイバー・コーンを、ツィーターには軽量なシルク・ドームを採用しています。
「SPEKTOR1」よりもスケール感のある低域再生が可能!
「SPEKTOR」は、デンマークのハイエンドスピーカーブランド「DELI」が展開するスピーカーシリーズです。日本では、ディーアンドエムホールディングスが正規輸入代理店としてDALI製品を取り扱っています。
スピーカーシリーズ「SPEKTOR」は、専用設計されたウーハーユニットのウッド・ファイバー・コーンを搭載し、コーン自体からの不要な共振を最小限に抑え、良好な低域特性を実現しています。
ブックシェルフ型スピーカー「SPEKTOR2」には、130mm径のウッド・ファイバー・コーンをウーハーに搭載し、先行して登場した「SPEKTOR1」(115mm径ユニット搭載)よりもスケール感のある低域再生が可能です。
DALIのトレードマークとも言えるウッド・ファイバー・コーンは、きめ細かなパルプ繊維と木繊維の混合物で形成されています。
ウーハーの振動板として最適な軽さと強度を持つだけではなく、ランダムな木繊維によって、あえてコーン表面を凹凸のある不均一な状態とすることで、コーン自体からの不要な共振を最小限に抑え、良好な低域特性を実現するという役割があります。
さらに、SPEKTORシリーズのために、低損失サスペンション、フレーム、磁気回路などのすべての要素を改良し、モデルに応じて最適化がされています。
ツィーター・ユニットには、超軽量のシルク繊維をベースにしたシルク・ドーム・ツィーターを採用し、一般的なソフト・ドーム・ツィーターと比較して約半分の質量で、非常に高速なピストン・モーションを可能にし、高い精度での高音域を表現することを可能にしています。
また、シルク・ドーム・ツィーターの素晴らしさは、高音域の最も低い部分、ミッドレンジに近い部分も美しく再生する能力を備え、ツィーターとウーハーのシームレスなつながりを実現しています。
新開発のツィーター用フロント・プレートは、色付けのないサウンドと優れた拡散性を実現しています。
すべてのバッフル面のエッジには、同価格帯の製品では実現が難しいとするラウンド処理が施され、音の乱反射を抑える効果を実現しています。
DALIのスピーカーは共通の設計コンセプトとして、インピーダンス特性をなだらかなものにしています。これはアンプにかかる負荷を低減し、安定した動作を実現するためのもので、本格的なHi-Fiアンプからミニ・システムまで、SPEKTORはアンプを選ばず使用することが可能です。
周波数特性は54Hz〜26kHzで、入力感度は84.5dB、イ欧米でンピーダンスは6Ωとなっています。クロスオーバー周波数は2.6kHzで、推奨アンプ出力は25〜100Wです。
本体カラーは、ブラックアッシュとウォルナットの2色が用意され、好みのものを選ぶことができます。
本体サイズは約幅170×奥行き238×高さ292mmで、本体重量は約4.2kgとなっています。
欧米ではハイエンドスピーカーブランドとして確固たる地位を築いている「DELI」のブックシェルフ型スピーカー「SPEKTOR2」で、快適なサウンドライフを楽しみませんか。
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